つながるをつくる。株式会社グラコネつながるをつくる。株式会社グラコネ

勝手にGracone対談

勝手にGracone対談

真野淑實

フリーアナウンサー

1992年生まれ 静岡県沼津市出身。宝塚歌劇団に憧れたのをきっかけに歌や演劇を学びミュージカルを中心に舞台に立つ。その後、第25期ぬまづ燦々レディとして2年間、静岡県沼津市のPR活動を行うと同時に食や美容の資格を取得。ハードな生活の中で食生活の大切さに氣づき食育サロンにて、営業、料理教室の講師、広報として活動。病院での食事指導や、一般の方に向けてそれぞれの年齢をターゲットとした教室を企画運営。フリーアナウンサーとしては昨年から本格的に活動をはじめ、主な出演は
TX『TOKYOほっと情報』・ストックボイスTV MX『WORLD MARKETZ』『クルマのラジオamanekチャンネル』・とちぎテレビ『知っとくなるとち』など。

東晃慈

IndieSquare共同創業者

1988年生まれ 茨城県つくば市出身。2014年にビットコインの技術やコンセプトに衝撃を受け、フルタイムで専念する。金融機関へのブロックチェーン応用「プライベートブロックチェーン」ではなく、ビットコインなどの「パブリックブロックチェーン」にこそ真の革新性があるという考えで活動。現在は、IndieSquareの共同創業者としてブロックチェーン技術のゲームやコンテンツクリエイションの分野への応用に特に注力。国内でのブロックチェーン上のトークンを利用したサービスのパイオニアとして活躍。他にもビットコイン/ブロックチェーン業界のエキスパートとして、個人ブログ「ビットコインダンジョン」「ビットコイン研究所」のオンラインサロンの共同運営、ポッドキャスト放送、イベント開催などエバンジェリスト的な立場で国内外に情報発信などを行う。

ビットコイン・トレンド解説者と超初心者の二人をグラコネ!仮想通貨の今、未来を探る

藤本真衣

今回のグラコネ対談は、IndieSquare、Project ORBなどで独自のサービスを開発しながら、ビットコインエバンジェリストを努める傍ら、ビットコイン&ブロックチェーン研究所のサロン共同オーナーでもあり、運営するブログ『ビットコインダンジョン』にてビットコイン関連のニュースやユニークな企画をお届けしている東晃慈さん。そして、ビットコインの魅力に目覚めたばかりという、フリーアナウンサーの真野淑實さんをグラコネします。それぞれ全く環境で活躍される二人を繋ぐビットコイン、使用例から利点まで、分かりやすくお話してもらいましょう。それではグラコネスタート!

僕は、入社して1年半ほどでビットコインに出会い、直感的に「自分はこういうのを探してたんだ」みたいな感覚が芽生え、気付いたら会社を辞めていました。実は僕、今の社会に不満だらけなのですが、自分が気に入らない社会を潰せる、的な感覚になり理ました。(笑)それからフルタイムビットコイナー(ビットコイン普及に貢献する人)になりました。

真野

私は、高校を卒業してからアナウンスの勉強をし、出身地である沼津市の観光PRレディ『ぬまづ燦々レディ』や、区政情報番組『江東ワイドスクエア』のキャスターを務め、フリーアナウンサーになりました。ビットコインについては、最近になって興味が沸き、遅まきながら勉強をはじめたところです。

唐突ですが、真野さんはビットコインのどんな所に興味を持たれたのですか?っていうか、興味ないでしょ?(笑)

真野

えっ、興味ありますよ!(笑)こちらにいる真衣さん主催のイベントでMCをする機会があり、そこでビットコインのことを初めて知り、実際にウォレットで寄付をしてみて「これはスゴい!」と衝撃を受けました。ビットコインについて、まず初心者の私が興味を持ったのは、寄付する時にも手数料が掛からなかったり、掛かってもとても安価なところです。

真野

これまでも何度か寄付を行っていましたが、実際に寄付したお金が必要とされる方たちにきちんと届いていたかというと、ものすごく不透明だなと思っていました。ビットコインでは、それがクリアになる。そうした点でもビットコインにはメリットがあり、これからもビットコインを利用していきたいと思っています。その為には少しは勉強していかなくっちゃと思ってます。

確かにビットコインは、ある種のグローバル通貨であり、国境も関係なく送りあえるというのが魅力ですよね。タイプ的にも寄付と相性が良いと言われています。ただ、手数料が掛からない、もしくは安価であるという部分はあるのですが、本質としてビットコインは、構造デザイン的に中央集権型モデルではないといったところがあります。まぁでも、この場で技術的なお話をするのも良いですが、今回は、ビットコインに興味を持ち始めてくれた真野さんのようなビットコインオタクではない女性にリーチするようなお話ができればと思います。

ビットコインを知るためには、どこから手をつけていけば良い?

真野

ビットコインについて興味があり、知りたいことも沢山あります。でも関連書籍が沢山あり、インターネットでも様々なことが書かれていて、果たしてどれが真実なのか?時には、本当に?と思うような情報もあって、どこから始めればよいのか分からないので、東さんにぜひ教えて欲しいです。

現状のインターネットを使った情報収集の場合、自身である程度は検索能力を持たないと怪しい情報を掴んでしまったりするので当てにならない場合が多いです。sa、書籍にもおいても参考になるものは多く、確かに正しいことは書いてあるのですが、個人的には疑問符が付くケースも多々あります。例えば、出版物はどうしても手元に来るまでに時間が掛かってしまい情報が最新ではなかったり、中にはきちんと裏付けされていない場合もあったりします。

僕としては、もちろん初心者の方々に興味を持ってもらいたいのですが、導入部も併せて正直難しいというのが実情ですね。真野さんのように寄付というカタチで入ってくれる方も多くいますが、手数料が掛からなくなったり、安くなりますと伝えても、寄付という行為に興味がない方にはなかなか届かないのが課題です。

真野

誰も挑戦していない新しい取り組みにはとても勇気がいることだと思います。東さんは、どういうところからビットコインに入られたのですか?

非常に邪なのですが、ビットコインの価値が高くなっていって、その情報に詳しくなれば、将来モテる!と思ったことが僕のスタートです(笑)

トレンド事業を行うビットコイナーも、実はモテない?

藤本真衣

モテるからって・・・(笑)。まぁでもせっかくモテるというワードが出てきたので、恋愛の方向へも、もう少し深堀しますかね。(笑)

まぁ、モテるからというのは冗談ですよ。場を和ませようとしただけですので、こんなところは記事にしなくていいですからね。難しい話より、そっちの話の方が絶対に面白い。逆にビットコインを広めるキッカケになったりして(笑)

真野

ビットコイナーがモテないわけないと思うんですけどねぇ。東さん、モテるでしょ?

そんなことないです。全然モテてないんです(消沈)

藤本真衣

以前、東さんのブログ『ビットコインダンジョン』で、ビットコイナー合コンという記事を見て「いやいや、自分がモテないふうに持って行ってるだけで、別にモテるでしょ。」と思いました。新しい可能性を信じ、ご飯を食べるのも忘れて仕事してる姿とか、とても素敵だなぁと思います。

真野

わかります!私は知的好奇心旺盛な方がタイプ。ビットコイナーは絶対にモテるはずですよ!

お二人とも超少数派ですよね(笑)
でも、それちょっと面白い話で、どういった方々がビットコインに関わっているかというと、ブロックチェーン分野では、フィンテックや銀行系の金融分野でブロックチェーン技術を使ってコスト削減に使えるのでは?という方向から興味を持って入ってきている方が多いんです。そういった金融界隈の方ってモテますよね?
逆に私のような、言ってしまえば反体制派というか自由主義みたいな人もいるし、知的好奇心が多い人、世界中飛び回る国境がない人も多い、そしてそういった人がモテるかというとそうではない。よく説明できないワクワク感からビットコイン業界に入っている。こんなこと、あんなことができるかもって、目を輝かせている我々がモテない派なんです。

真野

私には、その知的好奇心が多い方が断然、魅力的に見えるけどなぁ。そうなってくると今後ビットコイン業界の男性のタイプは二極化してきますね(笑)

ビットコインの使われ方、信頼性はどうなっていく?

藤本真衣

お二人は、ビットコインのこれからについて、どうお考えですか?

インターネットがない社会って、今では想像もできない。ビットコインも同じように、今後はないということが想像できない社会になっていく思います。
今は携帯やスマートフォンを使って、SNSでお昼ご飯の写真を撮ったりして、友達に共有するのが当たり前の時代ですよね。20年後くらいには、例えばカフェでパンケーキの写真を共有するとそのカフェから少しビットコインでお小遣い(宣伝広告費)が貰えたりとか、そういう社会がくると考えられます。

真野

海外で支払いをする場合には、主にクレジットカードを使用していますが、これにビットコインがとって代わることも考えられるのでしょうか?

日本で行われている日常の支払いでしたら、クレジットカードや日本円で済ませることが多い。でも、海外ではライフスタイル的に両替に掛かる手間や時間、クレジットカードを使用するのが怖い部分があるので、そういったケースではビットコインが活用されることが多く、必要とされると思います。

藤本真衣

海外では、クレジットカード詐欺に会うことも考えられますよね。アメリカで支払いの際、クレジットカードを店の奥に持っていかれたのですが、これって怖い。ただ、スイスの場合、支払いの機械をちゃんと手元に持ってきてくれる気遣いをしてくれる店がほとんどでした。

ビットコインは、そういう意味でプライベートキー(個人向けパスワード)があるので、海外で詐欺にあう可能性は限りなく下がります。クレジットカードは確かに便利。でもカード番号と指名、使用期限とカード裏に記載されている写真を撮られたり控えられたりしたら、それだけでネットで買い物されてしまうことも充分考えられますからね。

真野

ビットコインを使用するにあたり、まだまだ技術的にも法的にも整備されていない部分があるかと思うのですが、今後どうなっていくのでしょうか?

藤本真衣

アドレスコピーも簡単になったりするといいですよね。

ビットコインを実用的に使用するには技術が追い付いていない部分があり、日常的に使おうとしても、まだまだ不便な部分があるのは確かです。ただ、これから様々な人や企業が参入してきて、どんどん進化していき、一般の人でも問題なく、分かりやすくなってはいくはずです。例えばプライベートキー。企業のサービスであれば、その会社の窓口に問い合わせることができますが、ビットコインは完全に自己責任の技術なので、一度忘れるともう復元することができません。そういった部分も改善されていくと考えられます。

また最近出てきたのが、ランサムウェア(マルウェアの一種で、感染したコンピュータへアクセスが制限される。この制限を解除するために作者に身代金を支払う必要がある)による身代金の支払いを、ビットコインで行われるケースがでてきています。今まで、例えばロシアから身代金の請求をされても支払いをする方法がなかったので、日本の個人が狙われることは少なかったのですが、今はビットコインのような仮想通貨で支払いができ、とても残念なのですが、そういった犯罪ケースが増えてきています。そのため、今後は個人も法人もセキュリティに掛けるコストが高くなると考えられます。もしかしたらこれからはセキュリティ系のエンジニアを早めに捕まえておくと良いかもしれませんね(笑)

 
ランサムウェアについて詳しい記事は
東さんのブログ「ビットコインダンジョン」をご覧ください。

ビットコインダンジョンはこちら
藤本真衣

よし、セキュリティ系のエンジニアと合コン開催しよう。(心の声)
ビットコインについて知りたい方には、まだまだこの業界全体を通して成さねばならないことが沢山あると今回のグラコネで判りました。本当にお二人の今後の活動には目を離せませんね。本日はありがとうございました!

左から:東晃慈 藤本真衣 真野淑實 Photo by Kota Hamaguchi

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