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勝手にGracone対談

勝手にGracone対談

Nii Tete / Nii Boi / 日高サリ

BOYE BROTHERSのニテテさん、ニボイさんは、ガーナの伝統音楽・舞踊を通じ、性別、年齢、国籍を超えて笑顔を届ける事を目的としたパンロゴワールド ミュージック株式会社に在籍、日高サリさんは、BOYE BROTHERSのマネージャーをされています。現在は主に日本で活動しています。

吉田小百合

Sayuri Yoshida

吉田小百合さんは、“海外のリアルな情報や日本人の視点で感じた文化の違いのおもしろさを現地在住日本人ライターが日本語で発信するサイト”PIKK.MEの運営を行っています。海外の生の情報を届けるサイトとして大注目です!

タイミングも相性もピッタリ!!!!

藤本真衣

今日の『勝手にグラコネ対談』では、BOYE BROTHERSのニテテさん、ニボイさん、マネージャーの日高サリさん。そしてPIKK.MEの吉田小百合さんをグラコネします。
「ガーナの本物の音楽を日本に広めたい!」というサリさんと、「海外の情報をNAVERのようにまとめたサイトを作るのですが・・・」という吉田さん。このお二人からのご相談を偶然同じタイミングでいただき、「これは良いご縁になるぞ!」と思い本日の対談に至りました。本日は、吉田さんに助けてもらいながら、ニテテさんとニボイさんにガーナの情報と活動について聞いて行きたいと思います!よろしくお願いします。

ガーナ人はチョコレートを食べない!日本に侍は・・・いないでしょー!

吉田小百合

日本人が地理のテストで地図を出された時に、1番国名を言えないのはアフリカ大陸だそうです。考えられる理由として、1つは国がいっぱいある事と、もう1つは遠いからでしょうね。 地理では答えられないけれども、チャリティだとみんなよく知っているんですよね。
大半が「アフリカの子どもたちにお金を」というボランティアのイメージになっています。 ただ、別の角度から見てみると、大学に進学したり、海外に留学してアフリカの国の文化や伝統を伝えようとしている方もいらっしゃいます。 私たちがその情報を知らない為に、 チャリティだけのイメージになりがちなんだと思います。

藤本真衣

日本で例えると外国人が “日本人は毎日お寿司を食べていて、侍や忍者が居るんだ!!“ というような、チグハグな情報を持ってしまう人が多くいるのと同じですね。

ニテテ

その通りだと思います。

藤本真衣

日本人からすると、ガーナという名前のチョコレートがあるので ガーナはチョコレートがすごい美味しくて、 カカオが有名だというイメージを持っている人が多いと思います。

ニテテ

はい。 ただ、ガーナでは誰もチョコレートを食べないですよ。

藤本真衣

え!食べないんですか!

吉田

日本に侍や忍者がいるという誤認識と同じですね!

ニテテ

侍の他にガーナ人の持つ日本人のイメージは、背が低く、メガネをかけていて、七三分けっぽい、ぴたっとした感じの髪型で・・・ ずっとカメラを持っているイメージだと聞きますよ。

藤本真衣

海外の方が想像する典型的な日本人! イラストにしたら面白そうですね。笑

吉田

多分、私たちのガーナへのイメージも、同レベルの認識だと思います。 チョコレートの原産地、赤道が近いから凄く暑い、 おそらくその程度しか分からないと思います。

日高サリ

そうでしょうね。 アフリカには50ヶ国以上もあるのに、みなさんのイメージが全部一緒。 私達がニテテの音楽を通じて特に伝えたい事は、そこの違いなんです。

ガーナ出身のニテテさんは、ゾウとキリンを日本の動物園で初めて見た

日高

アフリカというと皆さん動物のイメージがありますよね。 ゾウやキリンを頻繁に見るようなイメージ。 でも、実際は全然違っていて、ニテテも日本に来て動物園行って、初めてキリンとかゾウとか見たらしいです。

吉田

そういうお話から、日本にいても海外の情報がたくさん入ってきている気がしているものの、実際には他国のリアルな情報をまだまだ知らないところがたくさんあるんだって改めて感じますね。

日高

そこで、まず私たちがガーナの伝統を伝えていきたいのです。 音楽でも、アフリカ音楽といっても国によって全然違いますし たくさん部族がいて、その部族によって使う楽器、踊り、食べる物すら違います。
このような違いも、うまく伝えておけばもっともっと興味をもってもらえる。 特に子どもたちに伝える事により、視野が広くなったり、もっともっと可能性がでてくるはずだと思うのです。

なぜ、日本だったのか?

吉田

本日、一番お聞きしたかったのですが、ガーナの文化や太鼓のすばらしさを伝えるのに、数え切れないほどたくさんの国がある中でなぜ日本だったのですか。

ニテテ

うちはガーナで伝統の楽器も作る家でした。 昔から、アメリカ、フランス、ドイツからうちに来て太鼓の作り方や叩き方、ダンスを学ぶ人が多い中、アジアからは全くやって来ませんでした。
ところが、15年程前に日本人女性が初めて訪ねてきました。 彼女は長年、ガーナの本当の伝統曲を探していたそうです。そして、ようやくたどり着いたのがうちだったそうです。
彼女は自分だけでなく、ガーナに友達がきたら音楽に興味のある人を連れてきてくれました。そこから少しずつ日本人が増え、彼女がきっかけで「ウルルン滞在記」が来たんですよ。

藤本真衣

彼女がきっかけでテレビ取材まで?すごいですね。

ニテテ

はい。その後、たくさんの日本人が来るようになり、ガーナ伝統曲などに触れあう事が多くなった。僕の叔父さんたちは、ヨーロッパやアメリカに行って音楽活動をしている人がほとんどだったので、僕は違う国”日本”に行こうと決めたんです。

日高

彼らの家族が日本とまた縁があり、ドイツに住んでいた叔父さんが、佐渡ヶ島大きな和太鼓グループと10年間もコラボしていたんです。

ニテテ

叔父さんは、日本で死んじゃいました。今もまだ、叔父さんのメモリアルがあると聞いています。こうしたきっかけと縁が、今僕が日本にいる理由、日本が好きな理由です。

藤本真衣

そうだったんですね。ニテテさんのような活動をする人と人が国境を超えて出会い、繋がっていくんですね。改めて思いました。最初は少しのきっかけだったとしても、その一歩を切り出すニテテさんのような方がいる事がやはりとても大事なんだと思います。

坂本龍一さんとコラボと言っても・・・

日高

先日、ニテテが「NHKに声をかけられたから演奏してくる」って言うので 「誰と演奏するの?」と聞いてみたら「サカモト・・・リュウイチさんかな」と アバウトな返事が返ってきて・・・。 私一人で「あの坂本龍一さんと!?すごいじゃん!?」って興奮しちゃいました。

吉田

教育テレビの「schola(スコラ)坂本龍一 音楽の学校」ですね。 私、その番組を見ていましたよ!!!

日高

私が「あの坂本龍一さんと演奏するんだから、今日は特別にお願いね!!」 と、二テテに話したんです。そうすると彼は 「誰とやろうと、どこでやろうと同じなんだ、毎回特別だよ。」 と返してきたんです。その時は自分がすごく恥ずかしくなりましたね。

吉田

尊敬します。そういう言葉がでてくるって、とても素敵ですね。 また御夫婦でお互いを尊敬し合う面も素敵です。

ニテテ

ソロコンサートをやっていたときに、気づいたことがあるんです。 自分はチャレンジすることが好きだって。 だけど、人とのチャレンジはしない。いつも自分とのチャレンジ。 自分自身とのチャレンジで自分を高めているんです。

ニテテ

人に対してチャレンジすると、どうしても悪いところが出てしまいます。「自分が!自分が!」となり、結果的に音楽にならない。自身の音楽を楽しみながらも、それぞれが響きあう。 それを伝えるのが音楽だと思います。 「他の人よりも・・・!」と、人とチャレンジすると、ただのケンカになってしまう。 たとえ顔が笑って演奏していたとしても、心がそのような状態ならそれは音楽じゃない。 そして、「誰とやろうと、どこでやろうと毎回特別」その気持ちも大事。

野口英世さんの事をガーナでは知らない人はいない?!

日高

みなさんは、野口英世さんを教科書で勉強しますよね?その野口英世さんはガーナでマラリアの研究をして亡くなりました。ガーナでは今も祀られてるんですよ。 ガーナ人はみんな知っている有名な人です。

日高

きっと日本人は、この事も学校で学んでいるけど、忘れている人が多いと思います。
2020年のオリンピックに向けてどんどん外国人を迎えようという方向になっていますが、その準備はすごく難しいと思うんですよね。国として、理解をしなきゃといけないところがあると思います。

藤本真衣

他国の前に自分の国を知る事から・・ですね!

アフリカでは子どもの撮影に厳しい・・・その意外な理由

藤本真衣

実は、子どもたちの写真を撮る仕事をしているんです。

ニテテ

僕は子どもじゃないけど、どうぞよろしく。

(一同:笑い)

藤本真衣

キッズ時計というコンテンツで現在、10ヶ国で子どもの撮影を行っているので、是非ガーナでも写真を撮りたいのですが、ガーナの写真の文化について教えてください。

ニテテ

ガーナの人も写真を撮る習慣はあります。 ただ場所によっては、藤本さんのような外国人が写真を撮る事にネガティブな地域もあります。

藤本真衣

そうなんですか!写真があまり好きでない理由は何でしょう。

ニテテ

例えば、日本の電車に乗っていると子どもが泣いてるポスターがあるでしょう。 田舎に行って、そのような写真を撮ってチャリティをやりたい人もいる。勝手にチャリティってやつね。ガーナの人は、それをすごく嫌がる。当然だけどね。

藤本真衣

ここもコミュニケーション不足というか、情報不足を感じずにはいられませんね。もしかしたら、その日本人も良い事だと思ってやっているかもしれない。でも現地の人は迷惑している・・。悲しいですね。もっとお互いを知るところから始まり、コミュニケーションを取りながら活動したいですね。貴重な情報をありがとうございました。
あっという間に、こんなに長く語らってしまいましたね!今日は今まで知らなかった情報もたくさん聞けました。いつか、この3チームで、ガーナと日本がもっと深く繋がるようなキッカケづくりができたらいいですね!(勝手にそう思ってます。笑)

ニテテ

出来ると思うよ。

吉田

そうですね!今日の情報はとても貴重です。本当にありがとうございました。

藤本真衣

藤本それでは改めて、音楽を通じて伝統を伝えるのみならず、コミュニケーションの一環にもなる。そんな素敵な活動を行っているパンロゴワールドミュージック株式会社のBOYE BROTHERSのニテテさん、ニボイさん、マネージャーの日高サリさん。
そして、“海外のリアルな情報を現地在住日本人ライターが日本語で発信するサイト” PIKK.MEの吉田小百合さんでした!皆さまありがとうございました。
どちらの活躍も今後も目が離せません。
また、今回の対談がきっかけで、PIKK.MEにてガーナに関する記事が掲載されています。写真が豊富で読みやすく、かつ楽しい記事となっています。
是非、ご覧くださいーー^^

左から日高サリ 、ニボイ、ニテテ、藤本真衣、吉田小百合

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