つながるをつくる。株式会社グラコネつながるをつくる。株式会社グラコネ

勝手にGracone対談

勝手にGracone対談

小田実

1966年 山形県酒田市出身。 大学卒業後出版社にてタウン誌や企業PR誌の編集業務に携わる。その後、プランナーに転身、博覧会、企業・自治体プロジェクトなどのプランニングに携わる。 2001年出版企画・プロデュースした「ブラックジャック・ザ・カルテ」が『ダ・ヴィンチ』ブックオブザイヤー9位を獲得。2011年には世界初のiPad脳波ゲームアプリを開発。多くのメディアにとりあげられる。 現在、株式会社ダブルクレイン代表取締役、「いいね!JAPAN」編集長として、ブランディング、広告制作、プロモーション、イベント、出版プロデュース、商品開発、地域活性など多方面で活躍。今年ミラノで開催されている2015ミラノ国際博覧会日本館展示ディレクターも務める。

土屋一昭

幼少期より豊かな自然に囲まれ育ち、「ヤマメを素手で採る野生児」として数多くのメディアに取上げられ話題に。社会に出てからは都内の蕎麦店に勤務しながら、愛する奥多摩や青梅で釣りガイドなど行っていたが、自然と人との距離、現代の食との係わり合いに疑問を抱き、自然の魅力を訴える業へ転進。2011年、東京都青梅市の御岳にある築150年の古民家を拠点に「森の演出家」の第一人者としての事業を開始。古き良き日本文化と自然体験を行うサービスを提供してきた。自然と共に生きる彼の姿は話題となり、現在はTVや雑誌などのメディア出演や大使館・自治体からの依頼で全国各地を飛び回っている。2013年より「森育」「食育」「人育」をテーマにした森の演出家事業の本格的な準備に入り、その動向に各界からの注目が集まっている。

日本を元気にするお二人の出会い、いいね!

 
実は、この対談は1年前にお蔵入りになっていた、グラコネ対談です。 今でこそ、土屋一昭さんも、私も、いいね!JAPANの一員として小田さんと活動していますが 1年前の対談では、こうなるなんて想像もしてませんでした。 1年前に”グラコネ”した縁が、今日、このような形でビジネスに発展しているという事を是非 対談から読みとってもらえると嬉しいです。
藤本真衣

今日の『勝手にグラコネ対談』では、Facebookを活用した地域から日本を元気にするプロジェクト「いいね!JAPAN」編集長・小田実さん。
そして古き良き日本文化と自然体験を演出する東京最後の野生児・土屋一昭さんをグラコネします。
お二人ともいまの日本を変えていこうと情報を発信されている方たち。
楽しくて大好きな人たちなので、今日の対談をすごく楽しみにしてきました。
お二人の魅力をきちんと伝えられるよう頑張ります。
さっそくですが小田さん、まだ知らない人のために、いま日本でもっともいいね!される「いいね!JAPAN」について簡単に紹介してもらってもいいですか?

小田

社会問題の解決や地域活性のために様々な活動が全国で行われているんだけど、その活動の情報発信は、各団体や個人によるもの、または一部のメディアで紹介される程度。
それじゃあもったいない。
きちんと情報共有し、もっと盛り上がっていこうという主旨で設立したのが「いいね!JAPAN」です。

藤本真衣

2012年にスタートされて、いまや24万いいね!を人気コンテンツになっていますね。

小田

ええ。Facebookが日本でも定着したこともあり、本当に多くの人たちからの共感を得ています。

藤本真衣

紹介された活動にはどんないいね!があるのですか?

小田

例えば、東北三陸沖に震災で海に沈んでしまった瓦礫をダイバーさんたちが撤去していくっていう活動。
「三陸ボランティアダイバーズ」っていうんだけど、とても印象的な活動でしたね。それまで地元漁師さんたちとダイバーっていうのは、あまり仲が良くなかったのだけど、三陸の海を綺麗にするという同じ目標を持つことで、互いが理解しあい、協力しあって活動を進めています。この活動は情報が広がっていくことで、助け合いの輪もどんどん大きくなっています。

藤本真衣

確かにいいね!したくなっちゃいますね。

小田

全国には、いろんないいね!があって、各地のいいね!が違うカタチで現れている。
僕は、これはとても素敵なことだと考えていて、これからも広げていくお手伝いができたらなと思っています。

これからは観光地ではなく、関係地

小田

今後のプロジェクトの目標は、いいね!JAPANを多言語版にして、もっと日本のいいところ、日本のいいね!をFacebookを通じて世界に配信していくことです。

藤本真衣

いいですね!日本人はもちろん、世界中の人が観光地だけじゃなく、そういった地方にも興味を持ってくれて訪れてくれれば、地域活性にも繋がりますね。

小田

そう。大事なのは観光地になることじゃなくて関係地になること。観光地って一度、観光してしまったら終わり。でも地方に行っていろんな体験をしたり、地元の人とコミュニケーションを取れば、そこは関係地になる。また行ってみようって、リピーターになってくれるわけですよ。

藤本真衣

観光地じゃなくて、関係地ですか。深い。いい言葉ですね。

小田

いいね!JAPAN立ち上げの同志、古田秘馬さんという方の受け売りなんだけどね(笑)

東京最後の野生児が見つけたお仕事

藤本真衣

体験と言えば土屋さん。土屋さんは、日本の文化や自然、その体験を提供している第一人者だと思いますが、森の演出家というお仕事について紹介していただいてもいいですか。

土屋

いま、多くの人が故郷というものを持たない時代じゃないですか。そうした人たちが帰れる故郷を東京につくろうと考えて、豊かな自然に囲まれた青梅市の御岳に築150年の古民家を借りて、誰でもいつでも自然体験できる事業って言うのかな、「森育」「食育」「人育」をコンセプトにした自然の魅力を沢山の人に知ってもらう仕事をやっています。

藤本真衣

「ヤマメを素手で獲る男」の天職ですね。

土屋

はい。森小屋って言うんですけどね。小田さんのおっしゃっている、まさに関係地。自然体験してくれた人たちが気に入ってくれて、沢山リピーターになってくれています。

小田

僕は東北の人間なんだけど、田舎って生まれた時からそこに自然があるじゃない? 緑と共生することがあたり前になって、ありがたみをあまり感じないけど、都会の人があのパワーを体験すれば、また行きたいって絶対に思うはずだものね。

土屋

小田さんのお話を聞いていて思い出したんですけど、古民家を始めた頃、ニワトリ小屋を建てていて、間違って自分が閉じ込められたことがあったんですよ。で、近所の人たちに助けてもらったんですけど、「ツッチーがニワトリ小屋に」ってFacebookで広められちゃったっていう、恥ずかしい思いをしたことがあるんです。でもこの事件のおかげでFacebookを通じたコミュニティに僕も参加するようになったんです。

小田

野生児もパソコンするんだね(笑)

土屋

ええ。パソコン教室に1週間通って覚えました。やはり情報を発信していかなくちゃ、コミュニケーションは始まりませんよね。

SNSはツール、リアルに会うことが大事

小田

コミュニケーションを始めることが大事って、土屋さんがおっしゃったけど、まさにその通り。SNSは、そのためのツールで、そこからリアルに会うことが大事だよね。Facebookの中に友達がいっぱいいても、それはデジタルな世界の話で、やっぱり実際に会って触れ合って、同じ空気を呼吸しなくちゃ本当のコミュニケーションはとれないよね。

土屋

僕もそう思います。ネイチャーガイドをやっていて、都会の人に自然体験を案内するんですけど、僕はまず森の中で深呼吸をしてもらいます。そうすると森との一体感を感じるようになるんですよね。同じ空気を呼吸して同じ気持ちになる。これはコミュニケーションする上でとても大事なことだと思います。

藤本真衣

深呼吸かぁ。しばらくしてない気がします(笑)

土屋

確かに都会の人たちは、深呼吸の仕方さえも忘れてしまっている人も多いですからね。マイナスイオンたっぷりの森の中で深呼吸すると、すごいセラピー効果を感じますよ。

小田

うんうん。呼吸することって大事だね。深いと書いて深呼吸だけではなく、森との森(しん)呼吸、人との心(しん)呼吸が大切なんだよね。

藤本真衣

うまいこと言いますねぇ(笑)

私のスタンスが見えてきた

藤本真衣

お二人の一生懸命に自分の好きな道を進んでいる意志、想いを聞いていて、私も頑張らなくちゃなぁって気になってきました!

小田

いいね!語って語って(笑)

藤本真衣

世の中に「負けないで」っていう歌詞の歌が多いじゃないですか。でも私、思うんです。勝ち負けって何なんだろうって。誰かに勝つこととか、負けることって、そんなに重要じゃない気がするんですよ。そういう基準に関係なく自分の道を進むこと。それが大事な気がします。

土屋

いいね!語って語って(笑)

藤本真衣

私は何のプロフェッショナルでもない。でもやはり人には得意分野というのがあって、役割があるわけですよ。じゃあ私の強みって何だろうって考えた時に、私は素敵な人と出会う運を持っているってことなんですよ。だからグラコネを通じて、そんな素敵な人たちを引き合わせる“いま”の自分は、間違ってないんだと思いました。

小田

この3人が知り合ったのも、それぞれ仕事上の知人からの紹介。本来ならすれ違うだけだったかも知れないのに、不思議な縁を感じるよね。

藤本真衣

そう!まさに出会いは人生を加速する。お二人と知り合えたこのご縁が、私の人生に大きく影響した気がします。小田さんと土屋さんは絶対にどこかで一緒に新たな価値を作っていく人だと思います。 今日の縁がきっかけに、三人でご一緒できるといいですね。

土屋

そうですね。今日は素敵な出会いをありがとう。

小田

本当にこの3人何かできるかもしれないね!土屋さんの事は今後も注目してますのでよろしくお願いします。

 
「いいね!JAPAN」 http://iine-japan.f-navigation.jp/ 「東京マウンテン」http://www.tokyomountain.jp/
 
このご縁があり、現在(2015年6月)は 土屋一昭さんは、いいね! JAPANのキュレーターとして活動しています。 小田さんと一緒に、地方活性に向けての問題点を探り、知恵を絞り、提案を考えてます。 1年前では考えられなかったグラコネが起こっているのです。 グラコネ対談がきっかけで出会い、新たな価値が世に広まる事を嬉しく思います。

左から小田 実 藤本真衣 土屋一昭

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