つながるをつくる。株式会社グラコネつながるをつくる。株式会社グラコネ

勝手にGracone対談

勝手にGracone対談

廣井那佳子

テリヤキ株式会社代表取締役兼編集長

1990年生まれ、高知県四万十市出身。高知大学人文学部を卒業後に、上京。フリーアナウンサーとして司会業やリポーター業を中心に活動を広げる。現在に至る。

樋口亜希

株式会社Selan代表取締役

1989年1月生まれ。北京大学国際関係学部卒業。バイリンガルのお姉さんが、お子様のお迎えと外国語教育を実施するサービ ス「お迎えシスター」を展開。インタビューサイト「belong」の運営と"教科書に載っていない"中国語講座「Akiの落書きチャイニーズ」を YouTube上で公開中。

20代女性起業家のお二人をグラコネ

藤本真衣

今日の『勝手にグラコネ対談』では、昨年リニューアルされ人気急上昇中のグルメアプリ「TERIYAKI」の編集長である廣井那佳子さんと、バイリンガルがお迎えと語学教育をする「お迎えシスター」というサービスを起ち上げた樋口亜希さんをグラコネします。
私を含め、3人の20代女性起業家が集ったということで、今回は女子会的な楽しいノリでお送りしていきたいと思います。しかも、今日は、TERIYAKIアプリ掲載店の、 「FERMiNTXO(フェルミンチョ)」からお届けします!
どんなお料理が出てくるか楽しみ!それではよろしくお願いします!

廣井那佳子

たしか、真衣さんに初めてお会いしたのは、昨年11月に開催した弊社主催「グルメアプリTERIYAKI1周年&グルメ本『ばかウマ』出版記念パーティー」イベントの時でしたよね?

藤本真衣

そうですね!ものすごい数のゲストがいらっしゃる中で、おそらく1番若い廣井さんがしっかり対応されていて、すごいなぁって思いました。廣井さんは元々、フリーアナウンサーや司会のお仕事で活躍されていたんですよね。

廣井

ありがとうございます。あの時はとにかく「イベントを楽しいものにしたい」という思い一心でしたね。経験上、司会者として場をとりつくろうのは多少なりとも慣れているつもりなんですけれど、あの時はやっぱりとても緊張していて。実は、内心すごくドキドキしていました(笑)

藤本真衣

そうだったんですね!さっそくですが、廣井さん。日本には沢山の起業家がいますが、女性となると全体のたった7%程度。
多くの苦労や壁があったと思うのですが、なぜこの道を選ぼうと決意されたんですか?

廣井

細かくいうと私は起業家ではないのですが、一企業の代表である今の道を選んだのは、やっぱり、新しいサービスを作り、より多くの人々によりよいサービスを提供していく側になりたかったからですね。あと、真衣さんのおっしゃるように色んな苦悩がありますが、それを上回るほどの好奇心も起因しています。
現在手掛けている事業に関して言うと、私、食への関心が人並み以上に強いんです。高知県という、ご存知のとおり山の幸や海の幸に恵まれたところで生まれ育ち、幼い頃から素材の良さが活きた美味しい魚や野菜を食べていたんですね。

廣井

それもあって、腕の立つ料理人さんが地方より相対的に多い東京へ来た当初は、アレンジの効いた美味しい物がいっぱい食べられるって、すごく期待を膨らませていたんです。でも、実際は東京のお店にもやっぱりアタリハズレがあって。あまりにも店舗数や情報量が多過ぎて、ランチのお店を選ぶ時でさえかなり時間が掛かって困っていました。そんな時に、欲しい情報だけが詰まっていると感じたグルメガイドが、堀江貴文さんがプロデュースしているグルメアプリ「TERIYAKI」だったんですね。美味しいお店だけを厳選して紹介していて、これは便利だなってアプリのコンセプト自体、すぐに気に入りました。

藤本真衣

私も使わせてもらってますよ。特に、大切な接待の時は必ずですね。
他のグルメサイトでかなり高い評価で紹介されるお店へ行ってみたものの期待外れで苦い経験をした事があったのですが、「TERIYAKI」はグルメなテリヤキスト(キュレーター)さん達がきちんと評価しているから、絶対的な安心感がありますね。

樋口亜希

分かります。料理の味の評価以外、余計な情報が全く載っていないというのも、シンプルで分かりやすいです!

廣井

そう言って頂けると嬉しいです。その「TEREYAKI」の前編集長さんが昨年、退任されるってニュースを聞いて、これはチャンスと思い立候補したんです。当時は、フリーアナウンサー職を続けるか否か悩んでいて、新しいことへと挑戦したいと思っていた時期でしたし、堀江さんとの共通の知人もいたものですから、私が引き継ぎたいですって。

藤本真衣

すごい行動力ですね。全く違う分野なのに、飛び込む勇気。プレッシャーや不安はなかったんですか?

廣井

もちろん、プレッシャーと不安だらけです。
でも、レベルの高い環境で仕事をさせていただいていることを考えると、あの時思い切って良かったと思っています。

樋口

これ、belongの取材でいつも皆さんにお伺いしていることで、今日是非廣井さんにお伺いしたかったんですけど、廣井さんが考える「TERIYAKI」のアイデンティティって何ですか

廣井

ひとつはキュレーション型であること、もう一つは、味のみに焦点を当てた評価基準で掲載店舗を選んでいるってこと。そして、これは今後の展開になるんですけど、海外の人が日本を訪れた時にも使えるグローバルアプリとして確立していくこと。この3つですね。

藤本真衣

海外の人が来日したら「TERIYAKI」で美味しいお店を探す!というのが定番化したら楽しいですね。
せっかく海外から来てもらうなら美味しいものを食べて帰ってもらいたいですし。

ありそうでなかったサービスで勝負

藤本真衣

樋口さんは昨年10月に会社を起ち上げたばかりなんですよね。なのに、もうTV取材も受けられていて、世間からの注目がすごいですよね。

樋口

わぁ〜!そんな風に言っていただき、恐縮です。でも、まだまだ分からないことだらけで、毎日てんやわんやしています(笑)この前も、どうすればいいか分からず、電車の中で一人で大泣きしていたら、隣のおばさまが、ティッシュをくれました(笑)

藤本真衣

大泣き!その件は、後でゆっくり相談にのるね。(笑)
そんな大泣きした樋口さん、「お迎えシスター」について、まだ知らない方のためにご紹介いただいてもいいですか。(笑)

樋口

「お迎えシスター」は、バイリンガルのお姉さんがワーキングマザーの代わりにお子さまのお迎えをしながら、語学をマンツーマンで教えるサービスです。お迎え付きの幼児向け家庭教師と思っていただければいいと思います。

樋口

働いているお母さんは、本当は平日に習い事をさせたくても、送り迎えの時間がないせいで、休日に集中して行かせていることが多いんですね。でも、それだと、お母さんも子供も、送り迎えと習い事で週末が終わってしまい、なかなか家族の時間が持てないんですよ。「お迎えシスター」は、平日の送り迎えの時間を有効活用し、お迎えと習い事をいっぺんにしちゃおうというサービスなんです。

廣井

なるほど。休日に家族団らんの時間を確保出来ることで、お母さんもお子様も週末が楽しみになる素敵なサービスですね。送り迎えの時間ってわりと人も道も混雑してるから、勉強と一緒におまかせできるなら「お迎えシスター」利用しちゃうかも!

樋口

保育園や小学校の帰り道にバイリンガルのお姉さんが日常会話を教えて、帰宅してからは、ちゃんとレッスンをするんですけど、1日30個の単語をすぐ覚えてしまうんです。小さい子達の学習能力の高さにはいつも驚かされますね。そして何より、お子さんがお姉さんにすごく懐いていて、先生というよりは、「近所のお姉ちゃん」という感じで、楽しみながらお勉強してくれるので、とても嬉しいです。

藤本真衣

サービスを提供する上で、いちばん苦労することって何ですか?

樋口

バイリンガルのお姉さんを見つけるのが大変ですね。私の周りには、いっぱいいると思って始めたんですけど、選ぶ基準を高くしてしまっているせいか、見つけるのはとても難しいです。今は大学生を中心に行っています。

藤本真衣

預ける側からすると、基準を高くしてもらった方が有難いです。
仕事と子育ての両立は難しくて、仕事を辞めざるをえない女性への問題を、平日のお迎え時間の有効利用で解決する。一石二鳥!着目した視点が良いですよね。これまでの当たり前を当たり前じゃないと見つけたり、それを行動できたりする人が世界を変えていく人だと 思う。そういう人、好きだなぁ。

3人で新しい事業を起ち上げよう!

廣井

ところで、こうして女性起業家が揃ったことですし、3人で何か出来たら面白いですね!

樋口

いいですね!せっかくなので真剣に考えてみましょう。どんなことが出来ますかね?

藤本真衣

いいですねー!これぞグラコネ対談の醍醐味。

藤本真衣

では早速提案。私、日本を元気にしていくことがやりたくて。
これは別のお仕事でヒントをもらったのですが、日本に観光地じゃなくて“関係地”をつくって、海外の人にどんどん日本の魅力を知ってもらうサービスを提供するっていうのはどうでしょう?

樋口

観光じゃなくて“関係”ですか?

藤本真衣

そうなんですよ。有名な観光地には海外からもいっぱい人が来るけど、日本の良さってそれだけじゃないと思うんです。田舎のお婆ちゃんの手作りのお料理を食べてもらうとか、一緒につくるとか。あと、一緒に文化・芸能に触れてもらうとか。そういう関係を創れば、また会いに来ようって思うじゃないですか。そういうサービスをやりたいと思ってるんです。

廣井

それ、すごくいいですね。やっぱり現地の人といかに交流できるかがキーになると思う。私自身、海外旅行中にいちばん楽しいなって思えるのは、現地の人達とのコミュニケーションがとれた時ですし。現地の人達しか行かない隠れた名店レストランに行ったり、同世代の人達との食事会や飲み会に参加させてもらったりとかあれば、ツアーでは味わえない楽しさがありますよね。

樋口

その飲み会をプロデュースするのもいいですね。観光客の方に本当にやりたいことを聞いて、それを叶えてあげるって、これまでなかったサービスですね。すごくいいと思います!
以前、195cmあるドイツ人の観光客の方が、自分に合う靴が見付からなくて困っていたんです。その方に、大きい人用の服屋さんを紹介したら、すごく喜んでもらえたんです。喜んでもらえて、私もとても嬉しかった。人に喜ばれる仕事ってやっぱりいいですよね。

藤本真衣

あと、今、日本のアイドル目当てに海外から観光する方とかもいるじゃないですか。そういう人達のために“会えるアイドル”じゃなくて、“一緒に観光してくれるアイドル”をつくるとか(笑)

廣井

観光秘書みたいなコンシェルジュとしても面白そうですね!
日本のある観光地では、体験型タイムカプセルみたいなイベントがあるとか。なんでも、豚の生ハムを作るそうなんですが、自分で豚の脚を吊るして、それを寝かせた1年後に、熟成されて完成した生ハムを食べに戻るっていう。管理は現地の方がみてくれるとか。これだと毎年リピートしちゃうかも。Uターンならぬ、Oターン。(笑) こうした、現地に住む方々とのよりコミットした実体験から得られる関係を創れると、地方の活性にも繋がりますよね。

藤本真衣

そうそう!そういう事ですね!アイデアがどんどん膨らみますね。クラウドファンディングとかで募集すれば、資金はなんとかなりませんかね。(笑)
ぜひこの3人で新しいことに挑戦したい。きっと面白いことができますよ。

樋口

真衣さんに、廣井さんとのグラコネをしてもらって良かった。このご縁が新しい何かを生み出しそうですね。是非、belongの方でも廣井さんを取材させてもらいます!今日は本当にありがとうございました。

廣井

こちらこそありがとうございました。きっと3人で面白いことをやりましょうね!

 
本日、出していただいたお料理はこちら♡ FERMiNTXO (フェルミンチョ)

左から廣井那佳子 藤本真衣 樋口亜希

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